
今年に入ってからWiMAXにいろいろと変化がありましたのでそれをまとめてみました。
1.実質値上げ?ギガ放題プラン開始
2/20より始まった新料金プランですが、これはWiMAX 2+の月7GB制限を解除したものになります。
もともとツープラスは、WiMAX 2+を月に7GB使用すると月末まで速度制限されるプランでしたが、キャンペーンによりこの制限は2年間免除されていました。
2/20からは、月7GBの制限付きの「UQ Flat ツープラス」と、制限無しの「UQ Flat ツープラス ギガ放題」の2種類の料金プランから選択出来る様になりました。(ギガ放題の方が700円ぐらい高い)
どちらのプランもLTEを月に7GB使用すると月末まで速度制限(128Kbps)されるので注意が必要です。
2.下り最大220Mbps対応ルーター登場
WiMAX 2+には下り最大220Mbpsを実現するために2つの方式を用意しています。
一つは、WX01がサポートしている4×4 MIMOという方式です。
これは、WiMAXの基地局とルーターがそれぞれ4本のアンテナを使って同時に複数のデータをやりとりする事で従来の方式より高速な通信を可能にした技術の様です。WiMAX 2+のサービスエリアなら利用出来るみたいです。
もう一つは、W01がサポートしているCA(キャリアアグリゲーション)という方式です。
これは、上の図のようにWiMAXで使っていた周波数帯をWiMAX 2+に転用し2倍にする事で、通信速度も2倍になるみたいです。CAの利用は、今後提供されるファームウェアの更新が必要みたいです。
また、CAはWiMAXの基地局がCAに対応するまで利用できません。(CA対応予定エリア)
残念ながら、HWD14, HWD15, NAD11は下り最大220Mbpsに対応していません。
詳細は、UQのページを参照して下さい。
3.WiMAXの下り速度が13.3Mbpsに低下
これは、WiMAXの基地局がCAに対応するとWiMAXの周波数帯が1/3になるため、下りが40Mbpsから13.3Mbpsになります。上りは最大10Mbpsの様です。
で、問題なのはこの記事を書くきっかけになったこれ。
4.4月からWiMAX 2+も速度制限の対象に!!
前日までの直近3日間でWiMAX 2+の利用が合計3GB以上あった場合、翌日まで速度制限される可能性があります。
(一日に3GB以上使った場合3日間速度制限される?)
同様の速度制限はLTEで既にありますが、WiMAX 2+も対象になりそうです。
これは、ギガ放題で契約していても対象になります。
つまり、いくらWiMAX 2+で通信速度が速くなったからといって、高画質な動画の視聴や大容量ファイル(OSやアプリなど)をダウンロードしているとあっという間に制限に引っかかってしまいます。
一応、YouTubeを視聴できる程度の速度(700Kbps)は出るそうですが、速度制限を気にしながらWiMAX 2+を使うとなると精神衛生上よろしくありません。
それなら、速度制限のないWiMAXを使えばいいじゃん!となるのですが、WiMAX基地局がCAに対応してしまうと下りが最大13.3Mbpsになってしまいます。
私の環境では、夜WiMAXの下りが2Mbps程度しか出ないので、単純にこれの1/3だとすると700Kbpsしか速度が出ない事になります。
こればっかりはWiMAXの基地局がCAに対応してからでないと分かりませんが、ノーリミットモードが速度制限時のWiMAX 2+より早ければ使えそうです。
ノーリミットモードが無いW01とWX01はどうなってしまうのでしょうか?
速度制限中もWiMAX 2+で毎日1GB以上使っていたら、いつまでたっても速度制限が解除されず、下り最大700KbpsのWiMAX 2+になってしまうのでしょうか?
今は、WiMAX 2+の速度制限が無いので4月まで満喫したいと思います。(4月が怖い。。。)